- 特典目当てで加入したカードが大量にある
- カードを何枚持っているかすぐ答えられない
- 家計を改善したい
このような方におすすめしたいのが、使っていないクレジットの解約です。
僕は数ヶ月前まで10枚以上のクレジットカードを所有していましたが、今では「楽天カード1枚」にしました。
結果として感じるのは「減らして本当に良かった!」ということ。
不要なクレジットカードを持っていると、本当に良いことがありません。
本記事では以下の内容をお伝えします。
- 使っていないクレジットカードを解約すべき理由
- 最低限のカードで暮らすと見えてくるもの
- 楽天カード一枚にした理由
クレジットカードの解約はとても労力がかかりますが、それに見合う価値は大アリです。

僕は「楽天カード(VISA)」だけを所有しています!
使っていないクレジットカードを解約すべき理由
不要なクレジットカードは、持っているだけで地味にデメリットが積み重なります。
- 年会費や住所変更の手間
- 不正利用のリスク
- ポイントが分散する問題
結果として「見えないストレス」を抱え続けることになります。
ここからは、解約をおすすめする具体的な理由を5つに分けてお伝えします。
年会費の改定を気にしないといけない
クレジットカードは「永年無料」だからといって安心できません。
なぜなら、「無料」といっても「永久無料」と「永年無料」には違いがあるからです。
種類 | 意味 |
---|---|
永久無料 | 絶対に有料化しない |
永年無料 | 有料化の可能性がある |
上記の通りで、永年無料カードは年会費が改定される可能性があります。
たとえば、普段からよく使っているカードなら改定にすぐ気づけますが、眠らせたままのカードの有料化は気付きにくい。実際に数千円の請求が知らないうちに請求されていた、というケースも珍しくありません。
だからこそ、あまり使っていない「永年無料」のカードは優先的に解約してスッキリしましょう。
引越し時の手続きが面倒
大量にクレジットカードを持っていると、引越しのたびに大きな手間がかかります。
というのも、カードの枚数だけ住所変更の手続きをしなければならないからです。
1枚、2枚程度なら大したことがありませんが、これが10枚、20枚となると本当に大変。
実際、長い間使っていないカードはログイン情報を忘れてしまいがちです。
その場合には再発行手続きから始める必要があり、ただでさえ忙しい引越し作業がさらに複雑化します。
結果的に「年会費は無料でも、手間という大きなコスト」を払い続けることになります。
だからこそ、カードは最小限に絞っておくと安心。



引越し時の手間が激減しストレスが激減します!
不正利用に気付きにくい
使っていないクレジットカードだと、不正利用に気づきづらいです。
クレジットカードの情報は、いつどこから漏れるか分かりません。
利用していないカードほど明細を確認しなくなり、不正利用を見落とす可能性は一気に上がります。
また、最近では封筒から開けていないカードでさえ、不正利用があると聞きます。
例えば、月に一度も使わないカードで数千円の不正利用があったとしても、明細をチェックしていなければ数か月気づかないまま放置してしまう可能性があります。
発覚が遅れるほど、被害額が大きくなったり、手続きに余計な労力を取られます。
使っていないカードを手放すことは、家計と安心を守る一番シンプルで確実な方法です。



解約しちゃえばリスクはゼロです。
ポイントが貯まりにくい
クレジットカードは1枚に絞ると、効率よくポイントが貯まります。
複数のカードを使っていると、ポイントが分散してどれも中途半端にしか貯まらないからです。
その結果、ポイントの失効に気づかなかったり、ポイントを使うために余計な買い物をしてしまうことさえあります。
例えば、Aカードで500ポイント、Bカードで300ポイント、Cカードで200ポイントと分かれていたとします。
これを1枚のカードにすれば1,000ポイントとなり、投資や買い物にサクッと使えます。
心理的にも「期限切れにしないかな…」とストレスを感じることがなくなります。
だからこそメインで使うカードを決めてポイントを集中させることが、もっとも効率的に得をする方法です。



楽天カードならポイントで株を買えるので、愛用中。
ストレスがかかり続ける
大量のクレジットカードを持っているだけで、気づかずにストレスを抱え続けることになります。
- 明細確認の手間
- 引き落とし日の不安
- 大量のログイン情報を管理する必要
- ポイントが分散
- 不正利用の不安
- 財布が膨らむ
このようなストレスは、持っているときは大して気になりませんが、解約して枚数を減らすと初めて「こんなにも無駄な負担を抱えていたのか!」と気づきます。
そして不要なカードを手放した後のスッキリ感は、部屋の大量の不用品を一気に片付けたときとよく似ています。
最低限のカードで暮らすと見えてくるもの
実際にクレジットカードを減らしてみると、思っていた以上に暮らしがラクになりました。
ここでは、僕が体感したメリットをいくつか紹介します。
引き落とし日を確認するストレスが減った
カードを複数枚持っていると、それぞれ引き落とし日が違い「口座残高は足りているかな?」と常に気にしなければなりません。
僕も以前は月に数回は残高チェックをしていました。
カードを1枚に絞ってからはその心配が一切なくなり、心理的な負担がぐっと軽くなりました。



これが一番のストレスでした。
蓄財スピードが上がった
解約したクレジットカードの年会費分、固定費が浮きました。
たとえ少額でも「毎年自動で引かれる支出」は積み重なるほど大きな負担になって、気づかずに家計を圧迫し続けます。
僕は高い時で年間50,000円のカードを、そうでない時も2,000円程度のカードを複数持っていました。
それら全て思い切って解約。
今は「年会費無料の楽天カード1枚」だけにしました。
その結果、毎年かなりの固定費を削減できています。
浮いた分はそのまま投資や貯金に回せるので、長期的にみれば大きな差になります。
だからこそ、使っていない年会費ありのカードは解約する。
そして、無料カード1枚に絞るのが家計改善の近道です。



貯金ゼロから1年経たずに100万円貯められました!
お金の流れがシンプルになった
クレジットカードを1枚にすると、家計管理が驚くほどシンプルになります。
複数カードがあると、利用明細が分散して収支の全体像をつかみにくくなります。そうすると「どのカードでいくら使ったか」がわからず、家計管理が複雑になって手間ばかりかかってしまう。
以前の僕は、複数のカードから届く明細の確認に毎月かなりの労力をかけていました。
でも今では楽天カード1枚に集約しているので、「この明細だけを確認すればOK」という状態に。
収支が一目で分かるようになりました。
カードを厳選すれば、お金の流れが一本化されて管理がシンプルになります。



ムダなストレスから解放されました!
楽天カード一枚にした理由
僕は「楽天カード(VISA)」だけを所有しています。
その理由は以下の通りです。
- VISAはどこでも使える
- 楽天ポイントの使い勝手が良い
- 楽天証券との親和性が高い
順番に解説していきます。
VISAはどこでも使える
楽天カードをVISAブランドにした最大の理由は「国内外ほぼどこでも使える安心感」があるからです。
クレジットカードは使えない場面があると、それだけで不便になります。
とくに海外旅行や大型店舗では「ブランドの制限」が意外と多く、現金を余計に準備しなければならないケースも。
その点、VISAは世界的に加盟店が圧倒的に多く、場所を選ばず決済できる安心感があります。
普段生活していてVISAが使えない場合はほとんどなく、海外旅行でもまず使えます。
だからこそ、楽天カードを持つならVISAブランドを選ぶのがベスト。
日常使いから旅行まで幅広く対応でき、使えない不便さから解放されます。
楽天ポイントの使い勝手が良い
楽天カードを選ぶ理由は、貯まるポイントの使い勝手が良いからです。
クレジットカードのポイントは、交換先が限られていたりすることがザラ。そうすると、「結局余らせて失効しまう」ことが少なくありません。
その点、楽天ポイントは利用できる場所が幅広く、日常生活の中で自然に消費できるためムダになりにくいのが強みです。
僕自身の楽天ポイントの使い方は、次のとおり。
- 楽天市場
- 楽天トラベル
- 楽天証券での投資
- 楽天ポイント加盟店での日常支払い
- 郵便局での支払い(楽天Pay経由)
利用場面が多く、楽天ポイントは「ほぼ現金」と同じ感覚で扱えています。
これまで見てきたとおり、楽天カードは還元率の高さに加えてポイントの使いやすさが抜群。
ポイントは確実に消費や投資へ回せるので、資産形成や節約効果を実感しやすいカードです。
楽天証券との親和性が高い
楽天カードは、投資と相性が抜群です。
多くのクレジットカードは「買い物の支払い専用」で終わってしまいまますが、楽天カードなら楽天証券と連携して投資信託の購入にも使えます。
僕は、楽天カード決済で「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」を毎月一定額、自動で積立購入しています。


NISAつみたて投資枠で運用しているため非課税メリットがあり、さらに投資信託の購入額に対しても楽天ポイントが付与されます。
たまに改悪があるようですが、それでもいまだお得なシステムだと思っています。
つまり楽天カードは「消費のためのカード」ではなく「資産形成の起点」になり得るのが魅力です。
投資を習慣化しやすく、効率的にポイントも得られるので、家計改善と蓄財を同時に叶える最強のカードだといえます。
まとめ
ここまでで、複数のクレジットカードを持つことのデメリットと、1枚に絞ることのメリットをお伝えしました。
僕が推奨するステップは次の2つです。
- 使っていない「永年無料」のカードから解約する
- メインカードを厳選し、1枚に絞る
もちろん、カードの解約は簡単ではない。
電話でしか受け付けていない場合や、平日しか手続きできない場合など、ちょっとしたハードルがあります。所有枚数が多いほど時間も手間もかかります。
それでも、解約の効果は絶大です。
カードの枚数を減らせば、固定費の削減、家計管理の簡略化、不正利用リスクの低下など、一度のたくさんのメリットを感じられます。
そして何より「心が驚くほどスッキリする」感覚は何にも変え難い。。
ぜひ少しずつでもカードの断捨離を進めてみてください。
本当に必要な1枚に絞ったとき、生活が思っている以上に軽やかに変わります。
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